| 新潟県中越地震で新幹線の中に閉じ込められた経験から、防災士の資格を取った生島ヒロシさん。実は生島さん、それだけでなく、ファイナンシャルプランナーや福祉住環境コーディネーターなど、いくつもの資格をお持ちです。しかも、取得したのは50歳を過ぎてから。そのバイタリティある活動の理由を教えていただきました。 |
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生島ヒロシ
いくしまひろし
1950年宮城県生まれ。
75年カリフォルニア州立大学ロングビーチ校ジャーナリズム科卒業後、TBSにアナウンサーとして入社、ラジオ、テレビ番組で活躍後、89年フリーに。東北福祉大学客員教授。ヘルスケアアドバイザー、福祉住環境コーディネーター、防災士等の資格を持つ。著書に『<ちょいメタ>のほうが長生き?』(春秋社)、『さすが!と言われる1分スピーチ・あいさつ実例集』(日本文芸社)がある。
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―― ずいぶんたくさんの資格をお持ちですが、勉強がお好きなんですか?
いや〜、勉強は好きではないですよ。資格好きでももちろんない(笑)。特に"資格"というしっかりとカタチになっているものは、受かるか落ちるかしかないですからね。資格らしいものを取得したのは2002年、52歳のときに取ったファイナンシャルプランナーですが、50歳を過ぎてからの受験勉強は大変でした。
―― 何かきっかけがあったのでしょうか?
知り会いからの助言がきっかけです。「資格を取得することで、相手への説得力が増すだろうし、みんなに伝える力が違う」とアドバイスされて、なるほど!と。僕は当時、今年で11年目になる日経CNBCの経済番組に出演していました。もちろん経済書を読んだり、ファイナンシャルプランナーの方に取材をしたり、お金に関する知識はあるけれど、体系的には勉強していなかった。それで「よし、受けてみよう」と。
――勉強をはじめたらいかがですか? 簡単そうでしたか?
テキストをパラパラめくった時点では、「うん、できる」と感じたんですが、始めてみると難しい。お金に関する事って、保険、金融、不動産、遺産相続などなど、範囲が広いんですよ。「自分はファイナンシャルプランナーの資格を取る!」と宣言しましたし、これはまずいと6ヵ月間集中、通信講座を利用して勉強しました。試験の1ヵ月ほど前に模擬試験に参加したんですが、不合格ライン。だけど、なかなか身が入らず、これじゃあまずい、と残り1ヵ月間猛スパート。試験当日は、設問にすべて答えた瞬間に試験時間が終了して、見直しができなかったんですよ。だめかなぁ、と思いましたが無事合格しました。
―― ほかにもいくつか資格を取られてますね。
義母の介護の経験を綴った書籍を出版し、それに伴い介護の講演が増え、東北福祉大学の客員教授のお話をいただきました。そうなると、さらに知識を深めたくなり、2003年福祉住環境コーディネーターの資格を取得。またTBSラジオ『生島ヒロシのおはよう定食・一直線』では健康がテーマの1つなので、それならと2005年ヘルスケアアドバイザーの資格を取得。さらに2004年には、新潟での講演会の帰りに上越新幹線内で新潟県中越地震の直撃を受け、新幹線の中に6時間も閉じ込められた経験から、2007年に防災士の資格を取得しました。
―― お金、福祉&健康系と偏った感じがしますが……。
僕は努力は好きでも、受験勉強は好きではないですからね(笑)。資格ならなんでもいいというわけではなく、そのときの状況に必要で、かつ自分をスキルアップさせてくれる資格を取得しました。結果的に「お金」と「健康」と「福祉」の資格、今の時代、個人が自己防衛するために重要な3つの資格なのではないかと思います。地震大国の日本に住んでいるなら、特に防災士はもっと増えてほしい。災害時被害状況や対応、避難所の設置の方法などを学ぶ3日間の講習と、消防署などで普通救命講習を修了するもので、非常に実践的な内容です。ひとつ防災の知識を得たら、ひとつ生存確率があがると言われているんですよ。
―― 勉強する近道はあるのでしょうか?
残念ながら、年齢を重ねれば重ねるほど記憶力は落ちます。でも努力は無限にできるもの。また資格取得のメリットは、基礎からきちんと勉強できるところ。カタチのあるものを目指すために、モチベーションも上がります。興味のあるものに資格が存在するのなら、ぜひ資格を取る努力をしてみてください。集中力とプレッシャーと繰り返しの勉強、単純だけどこれが勉強の近道だと思います。
―― これからの活動を教えていただけますか?
人生には役割というものがあると思っています。僕はこれまで、テレビやラジオというメディアの世界で仕事をしてきました。このメディアを通じて、みなさんが必要だと感じる情報を、正しくわかりやすく伝えることが、自分の役目だと思っています。ファイナンシャルプランナーやヘルスケアアドバイザーなどの資格を取得したお陰で、難しい内容でもよりわかりやすく説明ができるようになったと思っています。また、引きこもりの子供たちにキックボクシングを指導することで、元気になろう!という活動も行っています。いくつになっても勉強できるように、その気になればいつでも生まれ変われる。今後も、そういった活動を通して、努力の大切さを伝えていきたいですね。
防災士・生島ヒロシさんから、社会人&一人暮らしの多いユーザーのための「地震時3つの心得」を伝授していただきました。さっそく今日から準備しましょう!
1.ベッドサイドにはバール、ジャッキ、笛を!
就寝中に大きな地震が起こった場合、寝室に閉じ込められる危険が高いので、ドアをあけるためのバールやジャッキがあると便利。自分の居場所を知らせることができる笛も常備しよう。
2.街中で地震にあったらビルから離れて広場へ
街中で大地震が発生した場合、ビルの窓ガラスや看板などの落下物に注意。なるべく広場へ移動しよう。
3.映画館などで地震にあったら座席の間に身を寄せて
映画館、コンサートホール、競技場などで大地震にあったら、非常口は避難する人が殺到して、逆に危険。まずは座席の間に身を寄せて体を守ろう。
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Q1 休日は何をされますか?
ゴルフ、読書、小旅行。最近はカミさんのお友達夫婦何組かと一緒に、近場の温泉旅行へ行きます。温泉でのんびりするのはいいですね。
Q2 生まれ変わったら何になりたいですか?
ハリウッド俳優! 格闘技系がいいなぁ、第二のブルース・リーなんて、どお?
Q3 好きな映画は何ですか?
映画には娯楽性を求めるタイプ。影響を受けたりじ〜んと来るものもいいけど、底抜けに笑えるものが好きですね。そういう何も考えなくてすむ映画を「マインドレス・ムービー」って言うらしいです。
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