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初生ひな鑑別師(高等鑑別師)
成田基彦さん

もうちょっとで100%鑑別率に届く!
というところにロマンを感じます  |
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初生ひな鑑別師とはどういった職業ですか?

正式名称を高等鑑別師といって、ニワトリ、アヒル、七面鳥といった鳥類のひなのオス・メスを鑑別する職業です。食用と卵を産ませるのでは、ひなの育て方が違います。ですから、早いうちにオスかメスかを見極める必要があります。この技術は日本が誇る特殊技術で、所属する約230名の会員のうち、70名ほどはヨーロッパで活躍しています。 |
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どうすれば資格が取れるのですか?

畜産技術協会が主催する、鑑別師養成所での講習が必要です。書類、面接による入所審査後、5ヶ月間の講習を受け卒業試験を受験。その後ふ化場で1、2年の実技研修を経たあとに、高等審査に合格して初めて高等鑑別師の資格が手に入ります。 |
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鑑別の方法を教えてください。

鑑別というのは、ひなの肛門を3本の指、利き手の親指と人差し指、逆の手の親指を使って開き、肛門の裏側にある1ミリほどの生殖突起を触ってオス・メスを判断します。

瞬時に見極めなくてはなりませんから、養成所では朝から晩まで実技ですね。養成所の卒業試験は、100羽のひなを10分間で95%鑑別、これを3回クリアしなくてはなりません。ライセンス試験は、100羽のひなを8分で99%鑑別、これを5回クリアすることが基準。

ボクはその基準をクリアし、チェコとドイツで計30年間もひなの鑑別をしてきましたが、それでも100%見極める自信はない。それだけ難しいんですよ。生き物なんで教科書通りの生殖突起ではないですからね。100%にならないところが続ける魅力なのかな?現在は協会に勤務していますが、鑑別したくて今でも競技会に参加していますよ(笑)。 |
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興味のある人にアドバイスをください。

現在ヨーロッパにニーズがあり、ふ化場にもよりますが、年収は500〜600万というのが平均です。日本ではなかなかこの資格だけで暮らすのは難しい。でも、コツコツと地道な仕事という点で日本人にはあっていると思いますね。鑑別師を経験した人って、ほかの職業に転職する人が少ないんですよ。みな、もうちょっとなのに100%にはならない鑑別結果を追うことにロマンを感じているのではないかな(笑)。 |
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初生ひな鑑別師(高等鑑別師)

畜産技術協会が主催する、鳥類のひなを鑑別する資格。とにかく早く正確に鑑別することが重要で、講習も技術がメイン。毎年「全日本初生雛雌雄鑑別選手権大会」が開かれ、全国の鑑別師たちが技を競っている。詳しくは下記ホームページを参照。

http://group.lin.go.jp/jlta/ |
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取材・文/香山玲子 |
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