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由緒ある伝統工芸品を、自分の手が創れるのが幸せ!

七宝焼 伊奈 恵美子さん  |
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そもそも七宝焼とは?

金・銀・銅などの金属板に、釉薬と呼ばれるガラス質の粉末を焼き付けた工芸品。歴史はかなり古く紀元前にエジプトで類似品が発見され、その後インド・中国・朝鮮を経て日本に伝来したといわれています。七宝とは、仏典にある七つの貴品「金・銀・瑠璃・しゃこ・瑪瑙・真珠・まいえ」のこと。日本では尾張七宝が有名ですが、その歴史や作品に触れたくて、先日尾張町の「七宝アートビレッジ」を訪れたばかりです。七宝焼を用いたペンダントトップやブローチ、ルーフタイなどは、結構身に着けていらっしゃる方も多いんですよ。 |
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七宝焼をはじめてどれくらい?

もう40年になります。当時は住んでいた団地のお隣の方が作っていた作品を見せてもらい、「神秘的! 綺麗だけど私にもできるもの?」って半信半疑のまま、その方が通っているお教室へ。工程も細かいし、すぐ形になるものではないので続けられるのかと不安はありました。でも通っているうちに共通の趣味を持つお友達も増え、どんどん七宝焼に惹き付けられていきました。作品もアクセサリー類から小物、花瓶など豊富なので飽きないんです。始めた当初は、原画のデッサンを起こす作業がすごく苦手だったのですが、継続しているうちに雑誌の切り抜きで応用すればいいんだなって楽な方法へ変換。そんな風に自分なりのアイディアを取り入れられるようになってきてからは、もう楽しくて! 東京都内にあるギャラリーでのグループ展や、七宝コンクールなどにも挑戦したりしています。現在は渋谷にあるVIVO七宝彫金教室で七宝焼の種類のひとつ「有線七宝」を、飯尾京子先生に教えて頂いているんです。先生と出会って、海外へ作品を出展する機会にも恵まれたんですよ。 |
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どちらに出展されたのですか?

2年ごとに行われる「七宝の世界国際展」が2005年スペインのサロウという町で開催、私の作品もそれに展示されまして。若い頃から大好きだったスペインへ、しかも自分の作品を観に行けるなんて、本当に夢のようでした。オープニングセレモニーには同行した娘、同じ教室のお友達と参加。世界中の七宝を愛する人たちと、交流する貴重な経験が得られました。また世界各国の七宝作品に出合えたことも大きな収穫でしたね。ヨーロッパの作品は色彩も絵柄もダイナミック、日本の七宝とは違う魅力に溢れていて素晴らしかった! やはりお国柄が出るのでしょうね、それを見て更なる創作意欲が沸いてきました。 |
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今後、どう七宝焼と関わっていかれるのでしょう?

作品にもよるのですが、私の場合、ひとつの七宝作品を仕上げるのに約1年かかるんです。時間もお金もかかるので、今さら止められない(笑)。これまで継続してきた経験と技術を、より自分の理想の作品に反映させていきたいですね。蓋が付いている作品を「蓋もの」と呼ぶのですが、今までに20個ほど完成させました。お友達や家族にプレゼントすると喜ばれるので、今後も創り続けたいです。七宝に触れるには毎年、日本橋三越本店で春・秋に行われている伝統工芸展がおすすめ。七宝の伝統、歴史はもちろん、日本の伝統工芸そのものの魅力を堪能頂けると思いますので、是非一度足を運んでみてください。 |
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VIVO彫金七宝教室
TEL03-3463-2430
東京都渋谷区宇多川町36-17 ニューシブヤマンション101
取材・文/スタイルワークス |
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