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三味線の良さをもっとアピールしていきたい!

民謡一般・津軽三味線師範
須田幸子さん
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三味線を習い始めたきっかけは?

踊りが好きで30代前半に習い始めたんです。それと同時に奏者の気持ちを理解したいという思いも深まり、三味線も習い始めました。もともと東京生まれの東京育ち。田舎の人情深さと言いますか、田舎に対しての憧れが幼少の頃からあったんです。それが所謂郷土芸能に惹かれたいちばんの理由でもあったんでしょうね。 |
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もともと師範を目指そうと?

いえいえ。始めたころはお稽古に出かける時間を創るのだって大変で、先生についていくのだって必死! そんな余裕は全然なかったんですよ。でも長くお教室に出入りしていたので、先生から「試験があるので受けてみないか?」とお声をかけていただいて。それでチャレンジしてみることにしました。私は昭和49年より佐藤善郎という先生に師事していまして、最終的に昭和56年に名取りを頂き、翌年の昭和60年より私自身のお教室を始めました。指導する立場になってつくづく感じるのは「教える」ことは「教わる」ことと同じ、ということ。目の前にいる生徒さんに、三味線の楽しさや素晴らしさを理解してもらいたいので、それをどう伝えていくかが私の役目だと思っています。何度も練習することで、腕も上がりますし、向きあうことで自分に不足している部分が見えてくるんですね。 |
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マンツーマン・レッスンがメインと伺いましたが?

そうなんです。私の師匠からは「のめりこんでしまうからマンツーマンだけは辞めた方がいい」っと言われていたんですけどね(笑)。でもやはり同じ教室に通ってらっしゃる生徒さんを見ていると、一人ひとり年齢も違うし、三味線に対しての取り組み方も違うんです。なので、時間の許す限り私はマンツーマンで指導していきたいな、と思うんですよ。始めた以上は責任を持って指導していきたいと思っています。 |
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ボランティア活動もなさっているんですよね?

現在は東京都内の老人ホームで一月おきに行っています。やはり伝統芸能の素晴らしさを皆さんに知って頂きたいので、可能な限り、自分の体力の続く限りは続けたいですね。ボランティアの素晴らしさって言葉では表現しきれないほど! 一度こんなことがありました。老人ホームで『芸者ワルツ』という曲を弾いたんですが、それまで口も聞かなかった年配の方が、突然立ち上がって一緒に歌ってくださったんです。昭和30年代前後のヒット曲だったんですが、その方にとってはきっと思い出の唄だったのでしょうね。その姿を見て、看護の方がとても驚いていらして、私も思わず涙ぐんでしまいましたけど……。唄にはそれぞれ皆さんいろんな思いがあるので、その引き出しの役目ができてすごく嬉しく思いましたね。 |
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今後の展望を聞かせてください。

近い将来に三味線と共に海を渡り、海外で弾き語りしてみたいですね。以前踊りのイベントでNYへ行ったことがあったんですけど、すごく楽しかったんです。三味線でも劇団の方のバックで秋田公演に同行したり、無声映画に出演したりしていますけど、海外デビューはまだ。日本にはこんな素敵な曲がいっぱいあるんですよって、世界にアピールしたいですし、日本の若い世代の方にも知ってもらいたいんです。私はもう67歳にもなりますが、三味線のお陰で健康で元気で若くいられる、有難いことです。これからもずっと続けていきたいですね。もし興味がありましたら、是非お教室にも遊びに来てください。
取材・文/スタイルワークス |
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松風会
東京都新宿区百人町1‐10‐10
TEL 03・3371・2567 |
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