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舞台は自分にとって、丸裸で
突っ込んでいける場所

喜劇役者
NC赤英さん
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なぜ役者になろうと思ったのですか?

子供の頃からバカなことをやるのが好きで、プールの着替えのとき、素っ裸になって走り回るようなお調子者でした。人を笑わせるのが好きでしたね。役者になろうと決めたのは高校で演劇部に入ってから。ぼくは変わり者なんですね。自分ではふつうにやっているつもりなのに、何かにつけて人とちがってしまうから、笑われたり、からかわれたりする。その変わり者ぶりが唯一許されるのが芝居の世界だと気づいて。舞台の上では何をやってもいいし、自分自身でいられる。それを高校の3年間で実感したんです。 |
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現在はどのような活動をされているのですか?

「あぁルナティックシアター」という劇団と、俳優事務所に所属し、映画やテレビ、CM等に出演したり、ライヴを行なったりしています。自分の気持ちとしては、活動の中心はやはり舞台であり、それも喜劇役者でありたいと思っています。喜劇の舞台は毎回がチャレンジ。一度受けたからといって次も受けるとは限らない。そこが難しいところだし、やりがいのあるところ。舞台で受けたときには、頭の中に、パチンコでフィーバーしたとき以上の快楽物質が出ていると思いますよ(笑)。 |
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なぜ喜劇役者を目指そうと?

いちばんのきっかけは、大学1年のときに観た「マシュマロ・ウェーブ」という劇団の芝居です。これが衝撃で、ぼくはいまだにマシュマロの延長線上にある芝居をしている。いまでは当たり前になりましたが、小さな笑いのネタをつなげていって、全体としてひとつの芝居を完成させる彼らのスタイルは、びっくりしたなんてものではなかった。なにしろ半年後には、マシュマロ・ウェーブに入団してしまったくらいですから(笑)。ぼくらのやっている舞台は脚本家が書いてきたセリフを覚えて演じるのではなく、現場でアドリブでつくりあげていきます。画家や小説家がそうであるように、自分の内面世界を舞台の上で表現していく。これもマシュマロから学んだことです。 |
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ご自身にとって舞台とは?

こういう芝居がしたいというイメージはあるのに、どうやってもそこにたどり着けない。だからこそ、これまで続けてこられたんですが、けっきょく心が大人にならないとダメなんですね。世の中はどうやって動いているのか。人間はどんなふうに暮らしているのか。それがわかっていないと、人の心を動かす芝居はできない。長いあいだやっていて、やっとそんなことがわかるようになった。経験を積んで、それなりにテクニックは磨かれてきたかもしれませんが、大切なのは、本当の自分を飾らずに、正直に舞台の上に出していくこと。芝居をやめたいと思ったことは一度もありません。現実が許すなら永遠にやっていたい。いつでも丸裸で突っ込んでいける、魂の居場所。それがぼくにとっての舞台です。
取材・文/水尾裕之 |
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NC赤英さんのウェブサイト
http://www3.ocn.ne.jp/~akhd3000/
NC赤英さんが所属する劇団
「あぁルナティックシアター」のウェブサイト
http://www.aalunatic.com/index.html |
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