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仕事人として一人前になりたくて挑戦しました

非破壊検査士
石田 卓さん
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この資格を取得しようと思った動機は?

昨年末に、ダムや浄水場で水を汲み上げるポンプを製造する会社へ転職したんです。今、派遣社員としてその現場で働いているのですが、仕事内容は工場で完成したポンプがきちんと起動するか、キズや破損はないかなどのチェック。資格を取得していないとジャッジメントができず、あくまで上司の補佐役となってしまうんです。ボクも仕事をしている以上、一人前に扱われたいし、責任を持って仕事に携わりたい。それが取得するきっかけになりましたね。 |
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あまり聞きなれない資格ですが……?

ボクも現在の仕事に携わるまでは、まったく知らなかったんです。シンプルに言うと「物を壊さずにその内部の傷や、表面のきず、あるいは劣化の状況を調べる検査技術のこと。検査の対象物は原子力発電所、鉄道、航空機、ビル、地中埋設物など比較的大きな物体ですね。日常では、まず目にすることのない分野だと思います。ポンプと一言でいっても浄水場やダムで使用するものですから、ほんの少しキズや破損があっても欠品扱い。僕の会社では、体育館を大きくしたようなスペースに、中国や国内の工場から運ばれてきたポンプのパーツが羅列され、各分野の専門作業員がそれぞれ確認作業を行っていく。確認が終了した時点で組み立てられ、完成となる訳です。扱うポンプ自体は巨大ですが、ポンプそのもののチェック項目や作業はミリ単位で非常に細かく、神経を遣う作業ですね。 |
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資格取得のための勉強は?

現在、一級のペーパー試験に合格した時点で、次に実技試験を控えています。ペーパー試験の方はマークシート方式で60分。かなり高度でしたね。事前に問題集を購入して2週間くらいずっと集中してやっていました。もともと勉強は好きなんですよ。以前に整備士の国家試験を取得したこともあり、勉強のコツは心得ているつもり(笑)。で、だいたいこれくらいの期間でいいんじゃないかなって。実技の方は実際の商品の確認作業を行い、それを試験官がチェックしていくのでかなり緊張しますね。マンツーマンのテストではなく、他の受験者も一緒に行うんです。会社の先輩からは「他の人の作業を見ない方がいい。自分が正しいと思っていても他の受験者の作業が違っていたら、そっちに流されてしまう傾向があるから」というアドバイスを頂きました。 |
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今後、資格を取得する方にアドバイスを!

国家試験じゃないから、といってナメてはいけません(笑)。ボクの場合は問題集をひたすら何度もこなして頭に入れていったのですが、それが能率的でいい方法なんじゃないかと思います。会社から薦められた講習会にも何度か足を運びましたね。実技試験を控えているので現場に立つ時も「これが試験に出た場合は・・・」と常に頭の中でイメージトレーニングしながらやっています。それがいい結果に繋がるといいんですけど! |
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資格取得してからの展望は?

やっと一人前として扱ってもらえるようになるので、仕事に対するモチベーションが向上していくような気がしています。責任を持って現場に携われる、気持ちいいですよね。商品の完成までにかかる時間は約3ヶ月〜10ヶ月くらい。現在でも自分が検査した商品が組み立てられ、出荷されていくときは、やっと形になったなってすごい充実感が得られるんです。また自分が資格に挑戦したことで、他の作業員も取得に対し積極的になってきていることが嬉しい。現場をもっと能率的に回していきたいし、いい環境を創って仕事に携わっていけたらと思います。
取材・文/スタイルワークス |
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