|
 |
  |
数字を見るだけでなく、クライアントと
議論、交渉をする能力も必要です

公認会計士
後藤 聡さん
 |
|
 |
 |
 |
公認会計士とは、どのようなお仕事ですか?

株式を上場している会社の場合、株主の方をはじめとした利害関係者への情報公開義務が生じます。その情報が正確であるかを調査し報告する仕事を「会計監査」といい、公認会計士の主たる仕事のひとつです。そのほかM&Aなどに際して企業の資本力、財務力を査定する「デューデリジェンス(資産査定)」など、企業の財務・経理関係の客観的な指標を示す仕事が多いと言えます。 |
 |
 |
 |
公認会計士を目指したきっかけと、合格までの経緯を教えてください。

付属高校からエスカレーター式で大学に行く形になり、高校では遊んで過ごしていました。進学と同時に「将来のために何かの資格を目指したい」と思い立って、父親がかつて目指していたこともあり、公認会計士を目指すことに決めたんです。公認会計士試験は、毎年5月にいわゆる択一問題の「短答式」の試験があります。これは上位3割くらいの人が合格するイメージです。それに通ったら7月末〜8月頭くらいに「論文式」の試験です。「原価計算」「監査論」などから7項目の課題を選び、3日間ぐらいに分けて受験します。これで10%弱の合格率になりますね。その合格者は、3年間かけて仕事をしながらの講習を受け、3年後に「会計学」「監査実務」などの試験に合格して、はじめて公認会計士の資格を取得できます。2次の合格者は「会計士補」と呼ばれ、3次に落ちてもまた翌年受験できます。私は大学1年より勉強を始め、2度の受験を経て大学4年で合格しました。
(注:試験の概要は2005年4月現在の内容です。変更の可能性があります) |
 |
 |
 |
公認会計士になって良かったこと、困ったことなどありますか?

良かったことは、業種や業界を超えていろいろな会社の人と仕事ができることです。私は金融部に所属し、銀行をメインの顧客にしていますが、一般監査部ではさまざまな会社の経理や営業の方を相手に仕事をすることになります。その分、数字や帳簿とにらめっこするだけではなく、クライアントと議論、交渉をする能力も必要になってくるので、やりがいのある仕事ですね。法制や経済事情は徐々に変わりますし、いろいろな意味での「勉強」は常に欠かせない仕事です。困ったと言うか残念なのは、毎年ゴールデンウィークが「会計監査」のヤマでいちばん忙しい時期なので、ほとんど休めないことですね(笑)。
取材・文/奥津圭介 |
 |
 |
 |